物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

武蔵野ロジ、冷凍・冷蔵 配送を本格化 自社便比率10%まで拡大 主要荷主の販売強化受け

物流企業

2017/08/28 0:00

 武蔵野ロジスティクス(門岡百年社長、埼玉県三芳町)は主要荷主であるセブン-イレブン・ジャパン(古屋一樹社長、東京都千代田区)が冷凍・チルド食品の販売を強化していることを受け、2018年4月から冷凍・冷蔵車による配送業務を本格化する。これまで、関東地区では常温輸送がメインで、関西地区でも常温と冷蔵の2温度帯だけだった。(谷本博)  セブン-イレブンは国内1万9千店舗のうち、18年2月までに1900の店舗ごとに冷凍・冷蔵食品の販売スペースを現在の6倍に拡大する計画を推進。22年をメドに1万店舗まで終える計画があり、そうした展開に対応した戦略の一環。来春からのスタートに向け、店舗配送用の2トン冷凍・冷蔵車をまず5台導入する準備を進める。  一方、関西地区ではセブン-イレブンの新店舗の開設が相次いでおり、武蔵野ロジでは関西地区で4カ所目となる神戸共配センター(神戸市東灘区)を開設。三木センター(兵庫県三木市)、京都センター(京都府八幡市)、高槻センター(大阪府高槻市)に次ぐ拠点となるが、戦略的なスタンスから神戸センター開設に伴い、高槻センターから撤退しており、現在は3拠点で対応。今後の京都センターの取扱量の増加を見込み、神戸勤務の社員を異動させている。  関西での店舗増に伴い、人材確保が急務となる半面、関東地区では一般部門での傭車が撤退傾向にあることを踏まえ、17年度中に4トン車を20台程度増車し、自社便比率を10%まで拡大。20年の東京オリンピックまでに100台まで増車して、比率を30%まで引き上げる。 【写真=20年の東京オリンピックまでに100台まで増車】





本紙ピックアップ

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

オススメ記事

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap