ふそう&ジャパン21など/共同会見、モービルアイ普及へ パートナーシップ語る
荷主
2017/08/28 0:00
三菱ふそうトラック・バス(マーク・リストセーヤ社長兼CEO=最高経営責任者、川崎市幸区)とジャパン・トゥエンティワン(ジャパン21、加藤充社長、愛知県豊橋市)など3社は、22日開いた共同会見で、3社のパートナーシップについて方針や見通しを語った。 ジャパン21が国内で代理販売する衝突防止補助システム「モービルアイ」(モービルアイ社製)が、21日にふそうの純正パーツとして採用されたのを受け、モービルアイのデービッド・オバマンディレクターらが今後の取り組みなどについて説明。 ふそうの田中康博CS部用品開発・産業エンジン部長は「純正パーツとなったことで、新車・使用過程車を問わず、全ての車両に装着できるようになった。大型トラック、バスには衝突防止補助システムが装備されていたが、小型車にも取り付けられるメリットは大きい。北米で新車として販売される小型トラック『キャンター』向けに、1月から千個の納入実績があり、国内でも年間2千個の販売目標を設定している」と述べた。 ジャパン21の佐藤元気執行役員は「モービルアイの発売当初は乗用車、トラック向けがそれぞれ6割、3割だったが、現在の比率はトラックが最も高くなっている。乗用車に衝突防止補助システムの搭載が進んだのが理由だ。今後の国内マーケットはトラック、バス事業者といったフリートユーザーが主要ターゲットとなる」と解説した。(小瀬川厚) 【写真=見通しなどを説明する(左から)ふそうの田中部長、モービルアイのオバマンディレクター、ジャパン21の佐藤執行役員】