中央道上り線、局地的大雨で土砂流入 恵那IC―瑞浪IC 速度制限が続く
産業
2017/08/24 0:00
岐阜県瑞浪市内の中央自動車道上り線側で18日午後9時半ごろ、土砂崩れが発生した。中日本高速道路によると、同9時40分ごろから、恵那インターチェンジ(IC、岐阜県恵那市)―瑞浪IC(瑞浪市)の上下線を通行止めとし、応急復旧工事に着手。20日午前8時までに通行止めは解除された。現在、同区間の上り線の速度を50キロに規制しており、当面の間、速度制限は続く見込み。 走行中の大型貨物車を含む車両4台が土砂に巻き込まれ、1人が重症、5人が軽傷を負った。18日に東海地方で降った局地的な大雨の影響で、道路沿いの土砂が崩れ、幅60メートルにわたり道路に流入。しかし、流入したのは地質とは異なる白い粘土状の土が中心で、調査の結果、現場近くに立地するメーカーの窯業原料が混入していることが判明。県は21日付で、流出を防止するよう措置命令を出した。 応急復旧工事は、除去や路面の清掃に難航。復旧を急ぎ、破損したガードレールの代わりに、55メートルにわたり大型土のうを積み上げるなど、通行止めから34時間後に通行を可能とした。中日本高速は現状回復への工事予定について、検討中としている。(奥出和彦) 【写真=土砂崩れが発生し大型貨物車が巻き込まれる=中日本高速道路提供】