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キッタカカンパニー、地場運送大手と大口契約 DPFマフラー洗浄事業で

物流企業

2017/08/21 0:00

 【広島】金丸運送店(橘高(きったか)祥吾社長、広島県福山市)のグループ会社、キッタカカンパニー(橘高常泰社長、同)はDPF(ディーゼル微粒子除去装置)マフラーの洗浄事業を本格化させた。7月に地場大手の運送会社と大口契約を結んだほか、大手路線会社の整備部門などとの商談も進んでいる。  トラックなどのDPFに付いた汚れを、専用の機器と特殊な洗浄液で落とす。小林商会(近藤洋行社長、千葉県匝瑳市)が富士運輸(松岡弘晃社長、奈良市)の協力を受けて実証実験を繰り返して開発した「DPクリーンシステム」で、オプティ(狩野栄一社長、三重県川越町)が販売総代理店。キッタカカンパニーは特約店として、中四国地方での営業や施工を行っている。  同システムでは、DPFマフラーに洗浄液をシャワー状に掛けながら、3時間程度浸すことで、蓄積された金属系添加剤やアッシュ(灰分)、ススを除去する。施工費用は車種や状態により異なり、マフラーの脱着工賃を含め1台当たり10万~15万円。  常泰社長は「スチーム洗浄ではアッシュは落とせないし、触媒が傷む可能性もある。この方法では、目詰まりのあるDPFが新品と同程度まで復活できる。通常、ディーラーでは新品交換で50万円以上の出費となり、相当な負担だ。メンテナンスのコストや時間を削減できるメリットは大きい」と説明する。  5月から営業を進めてきたところ、地場の大手運送会社が関心を示した。廃棄予定のDPFをデモンストレーション洗浄し、効果を示した結果、契約に結び付いた。このほか、大手路線会社の整備部門とも、広島地区での商談が進行中だ。  現在は機器1基を構え、専用の営業担当者1人を置いているが、月間100台の受注を当面の目標に掲げ、増員を含め事業拡大を計画中。常泰氏は「マフラーの目詰まりなど不調を感じるケースや、マフラー交換のコストが負担になっていれば、気軽に相談して欲しい」と話している。(矢野孝明) 【写真=DPFマフラーに洗浄液をシャワー状に掛けながら、3時間程度浸すことでススを除去する】





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