物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

兵ト協西宮支部、公明西宮総支部と懇談 トラック業界の現状訴え

団体

2017/08/07 0:00

 【兵庫】兵庫県トラック協会西宮支部の上田勝嗣支部長は7月25日、公明党西宮総支部(町田博喜総支部長)が開催した政策要望懇談会に出席し、トラック業界の現状を訴えた。  支部会員から意見を募集し、①軽油引取税の旧暫定税率廃止②高速道路通行料金の大口・多頻度割引最大50%の恒久化③西宮北有料道路の早期無料化④名神湾岸連絡線の建設推進――を盛り込んだ要望書を提出。  上田氏は20分間にわたり、ドライバー不足やコンプライアンス(法令順守)対策によるコスト増、荷主都合の荷待ちによる労働時間の増加などの課題を説明した。  赤羽一嘉衆院議員(兵庫2区)は「業界の問題については把握している。待機時間の解消は、荷主と一緒に原因の調査と解決に取り組んでいきたい」と理解を示した。  上田氏は7月28日、本紙取材に対し「我々の努力だけではドライバーの労働時間削減は不可能。こういった機会を利用し、議員や荷主の皆さんと協力しながら従業員の待遇改善を図りたい。それが魅力ある業界づくりにもつながるのではないか」と話した。(蓮尾輝) 【写真=荷主都合の荷待ちによる労働時間の増加などの課題を説明】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap