物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

三ト協、女性部会設立へ意見交換 やるからには「本気で」 雰囲気づくり努める

団体

2017/07/31 0:00

 【三重】三重県トラック協会(小林俊二会長)は20日、女性部会設立に向けた説明会を初めて開き、本部事務局と参加希望の女性経営者が、部会の在り方や活動方針について意見交換した。(星野誠)  日新物流(四日市市)の小谷まゆみ社長は、「女性部会を設立する話は10年以上前から出ていたが、これまで具体化したことは無かった。やるからには、協会事務局にも本気で取り組んでいただきたい」と要請。その上で「何か新しいものを生み出す部会にしたい。一つの問題を全員で考えながら、答えを出す場にできたら」と話した。  また、宝輪(鈴鹿市)の蕪竹(かぶたけ)理江社長は、「女性の活用が叫ばれるようになったものの、これははやりのようなものだと思う。女性部会をつくるなら、一過性のものではなく、ずっと継続できる組織にしなければ」と指摘。他の参加者からも「『全ト協がやるからつくる』ではいけない」「県の最北部から最南部まで、幅広いエリアから多くの会員を集めたい」といった声が上がった。  更に、小谷氏は「継続できる組織にするなら、経営者や家族だけでなく、女性の管理者やスタッフまで門戸を広げたほうがいい。勧誘活動も、ただファクスを送るだけでなく、積極的に訪問してみてはどうか」と提案。  これに対し、本部の伊藤信彦専務は「皆さんの貴重な意見をフィードバックしながら、参加しやすい雰囲気づくりに努める。次回の説明会には、より多くの人が集まるような工夫をしたい。女性向け研修会やセミナーも一つの方法。引き続きいいアイデアを頂きたい」と述べた。  最後に、小谷氏が「立ち上げる以上は、三重の女性部会を全国で1番の女性部組織にしよう」と締めくくった。 【写真=設立に向けた説明会を初開催】





本紙ピックアップ

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

オススメ記事

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap