十ト協輸秩委、整備点検技術競う 走行中の故障「危険」
団体
2017/07/31 0:00
【北海道】十勝地区トラック協会の輸送秩序交通対策委員会(木田将実委員長)は21日、整備技能大会を開いた。交通事故防止対策事業の一環で、プロドライバーとしての整備点検技術の向上を図ることが狙い。 木田委員長は「走行中の故障は大変危険で、他のドライバーにも迷惑が掛かる。高速道路では、多重衝突など大きな事故に繋がる可能性もあるので、点検整備の徹底は重要。また、交通量の増加による事故も懸念されるので、気を引き締めよう」とあいさつ。 帯広運輸支局の藤田雅博支局長が「模範運転者として、それぞれの事業者を代表してこの場にいることに誇りを持っていただくとともに、日頃の力を十分に発揮して欲しい」と呼び掛けた。 選手は4部門(2トン、4トン、11トン、トレーラ)に分かれ、整備点検とドライビングシミュレーター競技で競い合った。 大会終了後、同委員会の谷口弘幸副委員長から入賞者へ記念品が手渡され、東北海道日野自動車の永田泰宣課長が講評した。浅井雅之副委員長は「上位入賞者には今のまま、忠実に業務に取り組んでいただき、上位に入れなかった方は本日学んだことを今後の業務に生かし、また来年チャレンジして欲しい」と述べた。 各部門の上位入賞者は次の各選手。 〈2トン〉1位=平川勝(東勝物流)▽2位=諸橋靖典(札幌新聞輸送帯広営業所)▽3位=清水敏雄(同) 〈4トン〉1位=綿貫力(同)▽2位=向中野隆司(同)▽3位=萱野凌太(同) 〈11トン〉1位=相馬亮一(帯広商運)▽2位=秋江亮太(道勝運輸)▽3位=竹内勇輝(更別運輸) 〈トレーラ〉1位=石井一鉄(日本通運帯広支店)▽2位=熊谷季晋(同)▽3位=白幡達也(中里商事)(岡杏奈) 【写真=参加者が整備点検で技術を競い合う】