寒川運送、初の応急手当講習 安全大会で救命救急が協力
物流企業
2017/07/27 0:00
【新潟】寒川運送(板垣貞芳社長、新潟県村上市)は15日、輸送アドバイザーの芳賀俊一氏を招き、安全大会を開いた。半年ごとに実施しているもので、今回は救命救急士の協力を得て、初めて応急手当ての講習を行った。 板垣社長は芳賀氏の継続指導により事故が大きく減少していることに触れ、「自動車保険の優良割引率もマックスに近い」と改めて感謝。その上で「安全対策には引き続き力を傾注するが、今日は事故後の対応も研修項目に加えた。自身は関わらなくても、仕事の特性上、遭遇することは十分考えられる。命を守るため、万一に備え、知識や技術を身に着けて欲しい」と呼び掛けた。 村上消防署防災安全室の笠間亮治消防副士長は、心肺蘇生法を中心に説明。心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)の使用方法について、ダミー人形で手本を示してから、従業員に実践させた。このほか、止血の仕方、熱中症対策などについてもアドバイスした。 芳賀氏は、同社では既に事故防止のベースが出来上がっていることから、これからは更なるレベルアップに向けて、一歩踏み込んだ取り組みをするよう指南した。 なお、終了後には取引先も交えて納涼会を開催。液晶テレビが当たる空くじ無しの抽選会は大いに盛り上がり、上期の労をねぎらうとともに、下期に向けて英気を養った。(河野元) 【写真=ダミー人形で実践】