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北海道東北名鉄運輸青森支店/トラガールの金ヶ崎明莉さん、運転者めざし日々研修 仕事の魅力「達成感」

物流企業

2017/07/24 0:00

 【青森】「車も運転も大好き。初めてトラックに乗った時の景色の良さが忘れられない」。こう語るのは、北海道東北名鉄運輸(大内長治社長、岩手県矢巾町)の青森支店(清田(せいだ)誠支店長)に勤務する金ヶ崎明莉(あかり)さん(18)。青森市で生まれ育ち、今春に高校を卒業、同社へ入社した。  現在はドライバーを目指して、日々の業務に汗を流している。荷物の仕分けで配送コースと届け先の住所を覚えたり、2トン車を運転する先輩に同行して実務を覚える毎日が続く。1年間はこうした研修で経験を積むと同時に、事務職にも従事。仕事の流れについて、知識と理解を深めている。2018年度以降は、ワゴン車などの乗務を経て、準中型自動車免許の取得へとステップを踏む予定だ。  16年の就職活動中、初めはバスの運転者を志望していたが、「違う」と感じたという。そうした中、「トラックはどうか」と考え、同支店へ職場見学で訪問。その時の印象について「皆さんが明るく楽しそうに職務をこなす姿を見て、自分もここで働きたいと強く思った。同業他社にも行ってみたが、こちらの方が良かった」と話す。入社後も、その時の雰囲気と変わらず「先輩方がとても親切に面倒をみてくれて、毎日が楽しい」と笑顔を見せる。  高校時代はバレーボール部の部長を務めた。1年生の時には人集めに駆け回り、同好会を正式なクラブに昇格させた。最初の県大会では強豪校に大敗したものの、3年生の最後の大会では、名門校と好勝負を繰り広げるまでに成長。就職した今、会社でも常に前向きに取り組み「早く業務内容を覚えて、1人で動けるようになりたい。達成感を得られるのが、この仕事の魅力」と強調する。  青森地区長を務める木村勝司取締役(54)は「貴重な戦力として期待している。辛いことがたくさんあると思うが、乗り越えて頑張って欲しい」とエールを送る。清田支店長(53)も「少しずつ進歩していけばいい。彼女にやりにくい点を聞きながら、職場改善にもつなげたい。礼儀正しく、明るく、元気に育って欲しい」と温かく見守っている。(今松大) 【写真=木村取締役(左)と清田支店長(右)とともに笑顔を見せる金ヶ崎さん】





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