斎藤商運、ドラッグストア配送受注 静岡40店に納品へ 冷凍食品は共配網活用
物流企業
2017/07/20 0:00
【神奈川】斎藤商運(斎藤健一社長、神奈川県伊勢原市)はドラッグストアのチルド食品配送を受注し、9月をメドに開始する。静岡県東部の40店に納品する業務で、第2ステップとして冷凍食品の配送も手掛ける予定。冷凍食品は、同県内で構築している共配網を活用。同県での業務拡大を目指す。(吉田英行) 静岡市内のドラッグストアの物流センターから、斎藤商運の富士営業所(静岡県御殿場市)の2~4トン車5台で、夜間から早朝にかけて静岡県東部の40店向けに配送する。 チルド品の配送が軌道に乗った段階で、冷凍品の配送も行う。2層式冷凍冷蔵車を使い、ドラッグストアの物流センターでチルド品と冷凍品を集荷して、2温度帯同時輸送を実施。富士営業所で冷凍品のみ下ろし、冷凍倉庫に保管。チルド品は店舗納品に向かう。 冷凍品は斎藤商運が構築している静岡県東部の食品共配網を活用して、日中に店舗に届ける。 ドラッグストアは同県東部に店舗が多く、斎藤商運は同県東部の物流に強みを持っていることから、受注につながった。 富士営業所は冷凍・冷蔵車24台を保有するほか、3温度帯倉庫も備えている。今回の受注を機に、同営業所の業務拡大を図る。 斎藤社長は「荷主には輸送原価を提示し、管理費や高速道路代などの内訳も詳しく説明した上で、納得してもらい適正運賃で受注した。共配網の活用により、荷主にとっては従来に比べコストダウンになっている」としている。 【写真=富士営業所は冷凍・冷蔵車24台を保有】