全ト協海コン部会、藤木部会長が続投 安全指針を更に周知
団体
2017/07/13 0:00
全日本トラック協会の海上コンテナ部会は6日、名古屋市で総会・理事会を開き、任期満了に伴う役員改選で藤木幸二部会長(59、藤木陸運)の続投を決めた。 藤木氏は「全ト協が5年前に公益社団法人となって以降、当部会もしっかりとした立ち位置で活動できている。今後も、部会員の代弁者として監督官庁に声を届けていくので、忌たんのない意見を述べて欲しい」とあいさつ。 事業計画では、国際海上コンテナの上輸送における安全輸送ガイドライン及びマニュアルの更なる周知を図るとともに、特殊車両の通行許可条件緩和や申請手続きの簡素化、45フィートマルチトレーラに関わる許可基準緩和の実現を目指す。また、ドライバーの長時間労働抑制に向けた待機時間の削減など、全国の海コン事業者全体で諸問題に取り組めるよう検討していく。 全ト協の細野高弘調査役は「本部でも海コン部会は最重要の品目別部会と認識している。部会員のためになる事業を支援していくので、協力をお願いしたい」と語った。 研修では、国土交通省自動車局の平井隆志安全政策課長(当時)が海コン輸送の安全対策を解説。細野氏が最近のトラック業界の課題を説明した。(梅本誠治) 【写真=「忌たんのない意見を」と藤木部会長】