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タドコロ物流、群馬営業所を開設 スーパー向け中継拠点 北関東の共配網を整備

物流企業

2017/07/10 0:00

 【群馬】タドコロ物流(田所徹也社長、さいたま市岩槻区)は、北関東方面の3温度帯の共同配送網整備に着手した。6月に中継拠点である群馬営業所(群馬県太田市)を開設。北関東では、3月に真岡低温センター(栃木県真岡市)を設置したほか、8月に茨城営業所(茨城県下妻市)を新設する予定だ。(佐々木健)  群馬営業所は、敷地面積3900平方メートルに延べ床面積400平方メートルの常温倉庫を備え、地場スーパー向け配送の中継拠点として365日体制で運営している。設置車両10台で、年内に30台まで増やすほか、今後2年以内に床面積600平方メートルにバース10個を備えたスルー型の冷蔵施設を増築。3温度帯輸送に対応した拠点に拡張する。  北関東の基幹となる真岡低温センターは、敷地面積2万1400平方メートルに、延べ床面積1500平方メートルの倉庫を持ち、700平方メートルの冷凍施設と7700平方メートルのチルド施設を備える。  同社は現在、東北と首都圏を結ぶ食品共配網の構築を進めている。中心になる大手食品メーカーの原材料・関連資材の調達と製品輸送と各地の地場スーパー向け配送、共同配送をミックスし、効率を高めた輸送網を確立しようとしている。  共配部門を担当する塚田満信専務は「人手不足に対応するには効率化しか無い。運賃が上昇すれば、コストを吸収できるが運賃の上昇局面ではない。夏以降に茨城の拠点を稼動させ、北関東のサービスを強化したい」と話している。 【写真=常温倉庫を備え、365日体制で運営】





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