物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

秋ト協長距離部会、脇見運転の危険性体験 本格的な実車指導で

団体

2017/07/03 0:00

 【秋田】秋田県トラック協会の長距離輸送部会(小原大作部会長)は6月17日、ドライバー対象の研修会を開いた。座学研修に加え、今回は実車指導としてセンコー(福田泰久社長、大阪市北区)が運営するクレフィール湖東・交通安全研修所の認定トレーナー5人を含む関係者8人を招き、本格的な教育を受講。クレフィール湖東が出前指導を行うのは例が少ないという。  3月に視察研修でセンコー東北主管支店(田中正志支店長、仙台市宮城野区)を訪問したことをきっかけに、クレフィール湖東の認定トレーナーに依頼した。  開会式で嶋田誠副部会長が「少しでもドライバーの皆さんの役に立つ、他の研修では得られない実地訓練を企画した。被害者を出さず、加害者にもならないことを心に秘めて欲しい」とあいさつ。  38人が研修を受けた。座学と実車の2グループに分け、午前と午後に入れ替わる形で受講。座学は秋ト協の研修会館で、残酒運転防止(自分のタイプを知る・運行前の心構え・泥酔疑似体験)とドライブレコーダーを活用した危険予知の講義を受け、酒気帯び運転防止対策や事故発生映像から危険予知を学んだ。  一方、実車研修は秋田市内の旧秋田空港跡地(ターミナル跡地)で実施。トラックと乗用車などを使用し、全員が二つの訓練に臨んだ。前方に置いた左右の信号(ランプ)に向かって時速30キロで走行し、直前に点いた信号の反対側に危険回避する「単純反応・複雑反応」の運転操作と、渋滞時の追突状況を体験する「停止前の追突防止」の訓練で、とっさの判断力や脇見運転の危険性などを体験した。(黒田秀男) 【停止前の追突防止訓練に臨む受講者】





本紙ピックアップ

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

オススメ記事

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap