ファーストブレイン/デザイントラ、企業や自治体へ活用PR
荷主
2017/07/03 0:00
マルソー(渡邉雅之社長新潟県三条市)の子会社、ファースト・ブレイン(同)は、広告スペースとしてトラックボディーの活用を検討している企業や自治体に積極的に売り込みを掛ける。オートボディープリンターによるデザイントラックをPRするもので、地元の花火大会や祭りのほか、災害復興支援なども視野に入れている。 マルソーグループでは500台ほどの車両を保有。新車への入れ替えだけでもメリットがあると考え、同プリンターを今春、県内の会社で初めて導入した。工場のリフォーム代も含めた投資額は3千万円。 一般的なラッピング方式より安価で、施工時間も短い。また、カッティングシートでは貼れないような凹凸面でも奇麗に印刷できるだけでなく、剥がれにくく、耐久性もある。その一方で、専用溶剤で簡単に消せるため、修正が容易なのも大きな特長だ。 携わるスタッフは色の調整やデザインといったパソコンでの仕事がメインになる。ドライバーの希望者は少ないが、これをきっかけに新たな人材確保にもつなげたい意向。 ファースト・ブレインの五十嵐徹常務は「目を引くデザイントラックは、ドライバーの安全意識高揚への効果も期待できる。このようなプリンターは新潟県には当社だけにしか無いと聞いている。これから県内では長岡花火をはじめ、多くのイベントがある。昨年末には糸魚川市大規模火災も発生した。一般企業も含め、広報媒体としての利用をアピールしていきたい」と話している。(河野元) 【写真=凹凸面でも奇麗に印刷できる】