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大和物流、流通業むけサイト 印象刷新へ本格運用

物流企業

2017/06/26 0:00

 大和物流(緒方勇社長、大阪市西区)は6月から、流通・小売業向け物流サービスを紹介する専門情報サイト「流通・小売物流.com」=写真=を本格運用している。2021年3月期を最終年度とする第5次中期経営計画で、産業流通分野の売り上げ比率を引き上げることを盛り込んでおり、サイト開設はその一環。  コーポレートサイトとは別に、特設サイトを開設。同社は建築建材物流のイメージが強いが、流通分野も手掛けているという認知度を高め、物流を見直す際、思い出してもらえるサイトをコンセプトにしたという。  3月から試験運用を開始し、プロモーションの品質を向上させてきた。サイトでは、物流サービスのラインアップをはじめ、事例紹介、コンサルティングサービスメニュー、コラムなども掲載。流通・小売業界を中心に物流ノウハウやお役立ち情報をテキストにして、毎月発信するコーナーも設けた。  アパレル、日用雑貨及び小売業界の物流関係者をメインターゲットに想定する。同社では「今後、物流情報の提供だけでなく、物流センターの見学会やセミナーも企画し、情報量と質を高めていく」としている。  同社の売り上げは現在、建築建材を取り扱う物流事業が6割を占める。第5次中計では、売り上げ構成比率として、建築関連分野40%、流通・小売業や設備関連といった産業流通45%、そのほか15%を目標に設定。将来に向けた新事業の柱として、アパレル・雑貨や日用品などの流通小売業向け3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業の成長による事業基盤の強化に力を入れている。(落合涼二)





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