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岩ト協、日常点検講習に注力 正確な作業手順を確認

団体

2017/06/26 0:00

 【岩手】岩手県トラック協会(高橋嘉信会長)は、日常点検と整備点検の講習会に力を入れている。3~24日にかけ、支部ごとに実施。トラックディーラー各社と本部職員がそれぞれ講師を務め、安全な作業方法と労働災害防止対策について理解促進を図った。  17日には中央支部(大川孝夫支部長)で開催。同支部交通・環境委員会の佐々木和彦委員長が「点検作業は、運送事業者にとって非常に重要な業務の一つ。正しい方法を実践することで、安全運行の確保や事故防止につながる」とあいさつ。  座学と実技の二部構成で行い、点検方法はUDトラックス岩手のスタッフが講師を担当。前半は室内で、整備不良が原因で発生した事故事例を示し、点検上の注意点を解説。整備の重要性に加え、励行するメリットを強調した。  その後は屋外に用意したトラックを使い、外回りや運転席での実技を開始。受講者一人ひとりが直接指導を受け、正確な作業手順を確認した。  また、岩手県内でトラックの荷台からの墜落・転落事故が増えている状況を受け、本部の岩渕健二業務課長が、労災防止に向けた注意事項を説明。トラックの運転席への乗り降りを実演しながら、①後ろ向きでの降車②両手足のうち3点を確保③荷台からの飛び降り厳禁――のポイントを解説し、注意を喚起した。(今松大) 【写真=受講者が正確な作業手順を確認(17日、中央支部)】





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