物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

芝田運輸、人気漫画の実写映画ロケに協力 事故シーンで4トン車提供

物流企業

2017/06/19 0:00

 【岡山】芝田運輸(芝田正剛社長、岡山市南区)は、人気漫画「僕だけがいない街」の実写映画のロケに協力し、4トン車を提供した。事故のシーンに使われるため企業のイメージダウンが懸念されたが、芝田政典専務(37)は「ロケは岡山市が誘致したもので、市民の一人として協力したかった」と話す。  ロケは4月22日から24日まで岡山市中心部で行われた。作品は、時間が巻き戻るという不思議な現象に巻き込まれた主人公が、現在と過去の二つの世界を行き来しながら、無実の罪を着せられ、犯人として指名手配されている母親殺害事件と、18年前の連続児童誘拐殺人事件の謎と真犯人に迫るミステリー。原作は各界の漫画好きによるランキング「このマンガがすごい!」に3年連続ランクインするなど人気が高く、映像化権争奪戦には50以上のオファーが殺到した。実写映画は俳優の藤原竜也主演で、8月3日にブルーレイとDVD作品がリリースされ、デジタル配信も始まる。  芝田運輸では、同業者から「協力してくれる運送会社を探している」との話を聞いて協力を決め、制作者側と5回の打ち合わせを重ねた。制作者側の「レンタカーでは現実味が薄れる。実際に走っているトラックを使いたい」との意向で、全国引越専門協同組合連合会(北澤聡会長)の古いトラックを提供。ただし、ロゴや電話番号は消し、車体の社名はそのままにした。撮影時の衝突により車体は破損したが、制作側が賠償した。  芝田氏は「撮影時の車両は荷物を積み、シートを掛けた状態だったが、社員が準備に協力してくれた。これを機に市とのパイプができたのは大きい」と話している。(江藤和博) 【写真=車両は荷物を積み、シートを掛けた状態で撮影】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap