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スイキュウ、キャンピングカーのレンタルに参入 事業の間口広げる

物流企業

2017/06/15 0:00

 岡山スイキュウ(片山順二社長、岡山市南区)を中核とするスイキュウグループは、グループ会社の岡山水急大阪(同、大阪市住之江区)を拠点にキャンピングカーのレンタル事業に本格参入した。事業形態の間口を広げるとともに、従業員に特別料金で貸し出し、福利厚生の充実にもつなげる。3日に岡山市で開いた2017年度の品質方針発表会にキャンピングカーを持ち込み、披露した。  岡山スイキュウが、ファインシード(頼定誠社長、東京都渋谷区)の運営する東京キャンピングカーレンタルセンター(東京C.R.C.)と代理店契約を締結。4月に岡山水急大阪の敷地の一角に「大阪キャンピングカーレンタルセンター(大阪C.R.C.)」を立ち上げ、5月中旬から本格的に事業をスタートさせた。  東京C.R.C.は関東地区での営業に力を入れ、キャンピングカーレンタルは普及しつつある。一方、関西地区ではまだ認知度が低く、スイキュウグループでは市場性を見込んで進出することにした。  取りそろえているキャンピングカーは、トヨタ自動車の「ハイエースセレンゲティ4WD」(乗車・就寝定員7人)、マツダのボンゴトラック「アミティ4WD」(6人)の2台。車内にテーブル席や190センチメートルの長身者にも対応したベッド、キッチン、冷蔵庫、給排水設備などを完備しており、レジャーだけでなく、イベント関連などでの法人需要も見込んでいる。  レンタル料金は平日、週末など利用日やシーズンによって違い、平日はセレンゲティが初の24時間で2万4千円(1日追加ごと2万円)、アミティが1万9千円(1万7千円)。また、チェアやローテーブルなど付属のキャンプ用品もオプションで貸し出す。  アミティは既にレンタル実績があり、導入したばかりのセレンゲティと共に夏場の予約が続々と入ってきているという。  スイキュウグループの地元、岡山では既に他の企業が岡山C.R.C.を運営している。このため、自前のレンタルサービスに加えて岡山C.R.C.とも提携して従業員に格安で貸し出し、福利厚生を充実させていく。(江藤和博) 【写真=セレンゲティの前の椅子でくつろぐ片山社長(中央)ら】





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