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通運連盟、会長に渡辺氏選ぶ 鉄道コンテナお試し輸送の予算10%増

団体

2017/06/15 0:00

 全国通運連盟(川合正矩会長)は9日、総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、新たな会長に渡辺健二副会長(67、日本通運)を選出した。2017年度は「鉄道コンテナお試し輸送キャンペーン」事業予算を5500万円(16年度比10%増)とするなどして、新規荷主の開拓を図る。  川合会長は「モーダルシフトの一層の推進、更にその定着に向けて取り組みを強化する必要があるが、基本はあくまでもお客さまに選ばれる高品質な輸送サービスを提供すること。そのためには鉄道コンテナ輸送の持つ定時大量性などの強みを更に発揮すると同時に、輸送障害や輸送中の荷物事故などの弱みを全力で克服し、お客さまの信頼に応えることが必要不可欠だ」とあいさつした。  16年度のお試しキャンペーンの予算は5千万円。深刻なトラックドライバー不足などを受けて利用が活発化し、627件に5523万円を助成した。17年度は予算をあらかじめ増額し、集荷料金・鉄道運賃・配達料金・コンテナ使用料金を合わせた費用の8割を助成する。  また、大型高規格コンテナや集配車両導入への助成、輸送障害時のトラック代替輸送費用への助成などを引き続き実施。  労働力不足に対応した物流のあり方に関するシンポジウムを開催し、鉄道貨物集配時の手待ち時間の調査・分析結果などを発表し、生産性の向上を促進する。  このほか、総会では渡辺氏から川合氏に感謝状が贈られた。  新たに選任された副会長、常任理事は次の通り。  副会長=彌永忠(西久大運輸倉庫)▽斎藤充(利用運送振興会)  常任理事=高林秀典(八戸通運)▽大和隆人(合通)(高橋朋宏) 【写真=渡辺新会長(左)から感謝状を受け取る川合会長】





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