鹿ト協、県総合防災訓練に協力 本土から離島へ支援物資リレー
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2017/06/01 0:00
【鹿児島】鹿児島県トラック協会(中村利秋会長)は5月21日、西之表市で実施された県主催の総合防災訓練で緊急支援物資輸送に協力した。 自衛隊や警察、消防、地元住民らが参加。南海トラフ巨大地震で大津波警報が発表され、大雨による土砂災害も発生した――との想定で行われた。鹿ト協からは前田運送(前田辰和社長、西之表市)の2トン車が出動した。西之表港で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」から簡易ベッドなどの支援物資をトラックに積載。ヘリ、艦船、トラックのリレーで本土から離島に支援物資を届けた。 鹿ト協では、熊本地震の教訓を生かし、自治体と連携して災害輸送体制を強化している。2017年度は、石油コンビナート火災や桜島の火山噴火、九州電力川内原発(薩摩川内市)の事故などを想定した緊急輸送訓練を計画。県や市町村と情報伝達、輸送手段を確認し、災害発生時の物資供給に備える。(上田慎二) 【写真=西之表港で輸送艦「おおすみ」から簡易ベッドなどの支援物資をトラックに積み替え】