物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

カリツー、ドラコン2年ぶり開催 安全のポイント再確認

物流企業

2017/05/29 0:00

 カリツー(加藤正則社長、愛知県安城市)とカリツー協力会(高木正幸会長)は20日、中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)でドライバーコンテストを開催した。  2016年は、熊本地震で荷主の自動車部品メーカーが被災した影響を受けて中止したことから、2年ぶりに開催。全国の営業所から選抜された39人と、協力会16社の43人の計82選手が出場し、応援に駆け付けた管理者や同僚、選手の家族を前に熱戦を繰り広げた。  大会実行委員長を務める加藤社長が「今日は、自身が培った成果を存分に発揮する日。また、他の選手から良い点を吸収し、日頃の業務に反映して顧客満足の高い物流サービスを目指して欲しい」と激励した。  選手宣誓で競技開始。大型、中型、省エネの3部門を行い、個人競技は学科300点、点検300点、運転400点の千点満点で争った。また、各部門に挑戦する3選手がチームを組む団体戦を実施し、各営業所や協力会社の総合力を競った。  競技後には、屋内実技練習場で研修センターのインストラクターによる講義を実施。運転動作でミスの多かった点を振り返ったり、トラックの左右のバックミラーで後続車を見た時、運転者から見える大きさに違いが出ることを実証するなど、安全運行のポイントを再確認した。  表彰は、各部門の個人と、団体部門の3位までを選出。チームによる団体賞は、個人優勝をカリツーの選手に阻まれたものの、各部門で入賞を果たした岡崎通運の「2017・アクション22」チームが、前回大会に続いて連覇を成し遂げた。  総評で、高木氏は「各チームのレベルの高さを見せてもらった。ただ、明日からの業務では、選手一人ひとりが安全との戦いになる。職場の仲間と大会の経験を共有し、事故の無い安全輸送を心掛けてもらいたい」と締めくくった。(梅本誠治) 【写真=屋内実技練習場で研修センターのインストラクターによる講義を実施】





本紙ピックアップ

庄子運送、標準的運賃活用し交渉

 庄子運送(庄子清一社長、仙台市若林区)は来たるべき物流クライシスに備え、早い段階から持続可能な物流の構築に取り組んできた。10年以上前から長距離運行の撤退を始め、ドライバーの休憩はまとめて3時間取るように改めた。また、…

自民トラ議連会長/加藤勝信氏、政府と連携し施策進める

 「2024年問題」への対応が喫緊の課題となる中、政府与党は一丸となって物流課題に取り組んできた。「物流革新に向けた政策パッケージ」の決定や、物流効率化法と改正貨物自動車運送事業法の「新物流2法」の公布などへと結実したが…

国交・経産・環境省/来年度エネ特事業、ドローン物流網を構築

 国土交通省が、経済産業、環境の両省と連携して推進する2025年度の物流・トラック運送分野の低炭素・省エネルギー事業では、トラックなど商用車の電動化補助のほか、ドローン(小型無人機)による地域物流網の構築、デジタル技術を…

コクヨロジテム、リフト遠隔操作を実験

 コクヨグループのコクヨロジテム(松浦鉄男社長、大阪市東成区)は3日、遠隔化・自動化技術などを開発するARAV(アラヴ、白久レイエス樹社長、東京都文京区)と、フォークリフトを遠隔操作する実証実験を開始した、と発表した。既…

オススメ記事

庄子運送、標準的運賃活用し交渉

 庄子運送(庄子清一社長、仙台市若林区)は来たるべき物流クライシスに備え、早い段階から持続可能な物流の構築に取り組んできた。10年以上前から長距離運行の撤退を始め、ドライバーの休憩はまとめて3時間取るように改めた。また、…

自民トラ議連会長/加藤勝信氏、政府と連携し施策進める

 「2024年問題」への対応が喫緊の課題となる中、政府与党は一丸となって物流課題に取り組んできた。「物流革新に向けた政策パッケージ」の決定や、物流効率化法と改正貨物自動車運送事業法の「新物流2法」の公布などへと結実したが…

国交・経産・環境省/来年度エネ特事業、ドローン物流網を構築

 国土交通省が、経済産業、環境の両省と連携して推進する2025年度の物流・トラック運送分野の低炭素・省エネルギー事業では、トラックなど商用車の電動化補助のほか、ドローン(小型無人機)による地域物流網の構築、デジタル技術を…

コクヨロジテム、リフト遠隔操作を実験

 コクヨグループのコクヨロジテム(松浦鉄男社長、大阪市東成区)は3日、遠隔化・自動化技術などを開発するARAV(アラヴ、白久レイエス樹社長、東京都文京区)と、フォークリフトを遠隔操作する実証実験を開始した、と発表した。既…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap