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トヨタ輸送、知識と運転技能を競う 安全&交通法規を重視

物流企業

2017/05/29 0:00

 トヨタ輸送(板坂克則社長、愛知県豊田市)及び協力会社で構成するトヨタ協輸会(青木信幸会長)は23日、中部トラック総合研修センター(みよし市)でドライバーズコンテスト全国大会を開催した。各地区大会を勝ち抜いた36選手が、知識と運転技能を競い合った。  板坂社長は「当大会はドライバーとリフト作業者が、更なるレベルアップを目指すいい機会であり、19回目を迎えた。選手の皆さんには、トヨタ輸送グループの模範として、知識と技能を他のメンバーに伝承し、全体のレベルを向上させることを期待する」とあいさつ。  また、トヨタ協輸会の青木会長は「全国大会出場のプライドを職場に持ち帰り、安全活動のリーダーとして活躍して欲しい」と呼び掛け、中部運輸局の鈴木昭久局長は「現場の士気が高まり、輸送業界の魅力につながることも期待したい」と述べた  予選は北海道から九州までの全国7ブロックで行い、ドライバー2116人が参加した。上位135人で地区大会を戦い、勝ち抜いた36選手が全国大会出場権を獲得。キャリアカー(車両輸送)、部品トラック、フォークリフトの3部門で争った。  選手は筆記試験を行ったあと、点検、走行、積み降ろしなどの各競技にチャレンジ。今回から、キャリアカーとトラックの走行競技でスラロームなどは実施せず、安全かつ交通法規に忠実な運転の技能を重視した。  激戦の結果、キャリアカーは松本直樹選手、部品トラックは宮脇正樹選手、フォークリフトは吉武和彦選手がそれぞれ優勝し、板坂氏と青木会長からメダルと記念品を授与された。更に、トヨタ自動車から「トヨタ賞」が3選手に贈られた。(星野誠) 【写真=キャリアカー部門の積み込み競技】





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