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神ト協/役員改選方法、全県推薦枠を新設 組織改革の不具合修正

団体

2017/05/29 0:00

 【神奈川】神奈川県トラック協会(吉田修一会長)は18日の理事会で、任期満了に伴う役員改選の方法として、これまでのブロック推薦枠に加え、新たに全県推薦枠を設けることを決めた。ブロック、全県それぞれの単位で理事候補者を選出する。また、ブロックの下に、必要に応じて「地区」を設置できるよう、関連の規則・規定を改正した。3月の組織運営検討特別委員会(飯沼健史委員長)の答申を受けたもので、11支部から5ブロック制への組織改革に伴い生じた不具合を修正。内部問題にいったん区切りを付け、新たな課題解決に向けた運営体制にシフトしていく。(吉田英行)  任期満了に伴う役員改選の方法は、これまで県内5ブロックごとに理事候補者を推薦する方法と、会員からの立候補制度があった。  2016年度の役員改選では、ブロック推薦による理事候補者のほかに5人の立候補があり、理事定員を上回ったため、総会で選挙となる可能性が生じた。結局、ブロック推薦候補者の人数を調整して選挙を回避したが、制度面で課題を残した。  今回、特別委の答申を基に規則・規定を見直し、ブロック推薦と全県推薦の両枠を設定。ブロック推薦枠では、改選前年の10月1日時点での会員数・車両数の比率を基に、各ブロックに理事候補者数を割り当て、ブロック長が会長に候補者を推薦する。  また、全県推薦枠で理事候補者となるには、20人以上の推薦人が必要。全県枠の定員は理事会で決めるが、定員以上の希望者が出た場合は、推薦人の多い方を選ぶ。18年度の役員改選から採用する。  また、ブロック運営を補完するため、必要に応じてブロック内に「地区」を設置できるようにした。地区を設ける場合は、ブロック運営会議での決議と理事会の承認が必要となる。  2013年4月の11支部から5ブロック制への移行で複数の自治体にまたがる広域ブロックが生まれ、会員への情報伝達や地域活動が円滑に行われないケースが出てきたため、特別委で改善策を検討してきた。  更に、旧支部の資金管理や地域活動を行う任意団体が存在するが、神ト協としての活動への関与は18年3月末までに全て終了する。神ト協ではこれまで、サービスセンター職員が任意団体の活動をサポートするなど事実上黙認してきたが、こうした関与を今後打ち切る。  18日の理事会で、吉田会長は「1年間の特別委での検討を経て、ブロック制への移行に伴う不具合を修正した。新たな体制で諸問題に臨みたい。協会として一丸となろう」と強調。内部組織問題に一区切り着け、新たな課題解決に注力していく考えを示した。 【写真=理事会で関連の規則・規程を改正】





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