物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

八戸臨港倉庫、全農物流と倉庫建設 9月稼働 飼料・輸入米を保管

物流企業

2017/05/25 0:00

 八戸臨港倉庫(大矢卓社長、青森県八戸市)は、本社近くの八戸市河原木地区に、全農物流(鈴木盛夫社長、東京都千代田区)と共同で新倉庫の建設を進めている。  8月中旬竣工、9月稼働予定で、輸入米や飼料用のコメの保管と荷役、仕分け作業などをメインに請け負う。収容能力は7千、8千トン。配合飼料コンビナート付近に立地していることが最大のメリットで、倉庫から飼料工場まで荷物を運ぶ時間とコストを、最小限に抑えることが可能。また、東北6県から集荷してきたコメを、保管後に解体して工場まで持ち込む作業の効率化も図れる。更に、目前の岸壁に輸入貨物船を横付けできることから、何台ものトラックを手配して離れた場所まで輸送する必要が無い。  敷地面積が5千平方メートルで、床面積2600平方メートル、鉄骨造り平屋建て。施設は燻蒸(くんじょう)機能を備えた低温倉庫(300平方メートル)2棟と、一般倉庫(200平方メートル)の3棟に分かれている。オペレーターの休憩施設も整備した。  佐々木仁文常務は「配合飼料の需要は年々増加傾向にある。飼料米と輸入米も将来的に伸びると見込み、全農物流と協力して倉庫を建設した。9月の収穫期前の完成を目指している。東北のコメを使った配合飼料のブランド化の話もあり、我々が食べるコメと同じような感覚で、大切に接していきたい」と話している。(今松大) 【写真=収穫期前の完成を目指す】





本紙ピックアップ

被害相次ぐサイバー攻撃、大手荷主が出荷停止

 企業へのサイバー攻撃増加に歯止めが掛からない。アサヒグループホールディングス、アスクルといった大手荷主が被害を受け、仕事を請け負う倉庫、運送会社の業務が急にストップする事態となった。物流事業者も被害に遭うケースがあり、…

「国交省補正予算案」閣議決定、自動運転トラ開発を支援

 政府は、2025年度年度補正予算案を11月28日に閣議決定した。国土交通省関係では、次期総合物流施策大綱(26~30年度)の策定を見据えた物流革新のため、総合的な対策に事業費66億2600万円を投入し、レベル4(特定条…

社会資本整備・交通政策計画案、相乗効果へ一体策定

 国土交通省は11月28日、社会資本整備重点計画と交通政策基本計画の次期計画案(2026~30年度)を取りまとめた。近く閣議決定する。インフラと交通の関係政策の連携・整合で相乗効果を図るため、初めて一体的に策定。共通のゴ…

鈴与/前期売上高、5期連続過去最高

 鈴与(鈴木健一郎社長、静岡市清水区)は、11月27日に開いたグループ主要4社の決算発表会で、2025年8月期の単体の売上高が前の期比7%増の1709億6500万円と、5期連続で過去最高を更新したことを発表した。経常利益…

オススメ記事

被害相次ぐサイバー攻撃、大手荷主が出荷停止

 企業へのサイバー攻撃増加に歯止めが掛からない。アサヒグループホールディングス、アスクルといった大手荷主が被害を受け、仕事を請け負う倉庫、運送会社の業務が急にストップする事態となった。物流事業者も被害に遭うケースがあり、…

「国交省補正予算案」閣議決定、自動運転トラ開発を支援

 政府は、2025年度年度補正予算案を11月28日に閣議決定した。国土交通省関係では、次期総合物流施策大綱(26~30年度)の策定を見据えた物流革新のため、総合的な対策に事業費66億2600万円を投入し、レベル4(特定条…

社会資本整備・交通政策計画案、相乗効果へ一体策定

 国土交通省は11月28日、社会資本整備重点計画と交通政策基本計画の次期計画案(2026~30年度)を取りまとめた。近く閣議決定する。インフラと交通の関係政策の連携・整合で相乗効果を図るため、初めて一体的に策定。共通のゴ…

鈴与/前期売上高、5期連続過去最高

 鈴与(鈴木健一郎社長、静岡市清水区)は、11月27日に開いたグループ主要4社の決算発表会で、2025年8月期の単体の売上高が前の期比7%増の1709億6500万円と、5期連続で過去最高を更新したことを発表した。経常利益…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap