国分、中国事業拡大を受け新施設 低温流通網システム構築を本格化
産業
2017/05/25 0:00
国分グループ本社(国分晃社長兼COO=高執行責任者)は19日、中国及びASEAN(東南アジア諸国連合)における3温度帯輸送のコールドチェーン(低温流通網)システム構築に本格的に取り組む、と発表した。4月からは中国現地法人の濰坊三慧物流が業務拡大のため新物流センターに移転。また、5月には同じく現法の上海恒孚物流が3温度帯の大型物流センターを新設、本稼働させた。引き続き、今後2、3年かけ、マレーシアやベトナムなどでの事業拡大を視野に入れながらネットワーク整備に注力していく。(高木明) 三慧物流はこれまで、物流センターを山東省(青島)に2カ所、広東省(深圳)に1カ所配置し事業を展開。しかし、現地の旺盛な3温度帯物流の需要に応えきれず、今回、山東省の2カ所を1カ所に集約、取り扱い能力を拡大した。 新センターは敷地面積5千平方メートル、延べ床面積4800平方メートルで、冷凍庫1千平方メートル、冷蔵庫300平方メートル、常温庫3100平方メートルとなっている。冷凍食品、チルドをはじめ、生鮮食品、加工食品などフルライン商品を取り扱っていく。 また、上海恒孚物流も旺盛な上海エリアのコールドチェーン物流の需要に応えていくため、これまで市内で運営していた2カ所の物流センターを集約、新たに3温度帯センターを稼働させた。敷地面積3万3千平方メートル、延べ床面積2万平方メートルで、冷凍・冷蔵エリア7千平方メートル、定温エリア5千平方メートルの保管能力を持つ。冷凍・冷蔵食品をはじめフルライン商品を取り扱う。 国分グループは2017年度の物流事業の展開で「海外事業の拡充・強化」を重点施策に挙げている。16年4月にはマレーシアに低温物流事業を展開する合弁会社「国分フードロジスティクス・マレーシア」を設立したのに続き、12月にはベトナムで温度管理物流事業を開始している。同社では「高品質の物流サービスで、旺盛な需要を取り込んでいく」としている。 【写真=冷凍食品、チルドをはじめ、生鮮食品、加工食品などフルライン商品を取り扱う】