山形ト協置賜支部、小学校で交安教室 内輪差による事故を再現
団体
2017/05/25 0:00
【山形】山形県トラック協会の置賜支部(武田良宏支部長)は、交通安全対策の一環として、米沢市が主催する小学校での交通安全教室に協力している。10日には、関小学校での交通安全教室にトラック1台を出動させた。 市の環境生活課の要請を受け、毎年、トラックを使っての死角や内輪差の実験に協力。2017年度は2校から申し込みがあり、東部小学校では4月28日に安全教室を終えている。 関小学校では、全校児童17人を対象に実施。市の交通安全専門指導員(4人)が、信号や標識の見方、自転車の安全な乗り方などを指導。死角と内輪差の危険性については、大型トラックを使い実験を行った。 運転席からミラーに映らない死角があることを体験してもらうとともに、コーンポストを人間に見立て、内輪差による事故を再現。信号待ちの交差点での危険性を説明した。 この中で、トラックを運転した村正運輸(村山正博社長、米沢市)の菅原和子さんが「トラックを含めて自動車には死角があります。更に、大型トラックには内輪差があるので近寄らないこと。私たちも気を付けますが、皆さんも注意して通学してください」と子供たちに呼び掛けた。 このほか、乗用車とダミー人形を使った飛び出し実験も行った。 同支部では「交通安全に少しでも役に立てれば幸い。依頼があれば、積極的に協力していく」としている。(黒田秀男) 【写真=信号や標識の見方などを指導】