神戸開港150年記念式典、更なる発展へ決意 久保氏ら功労表彰
行政
2017/05/25 0:00
神戸市などでつくる神戸開港150年記念事業実行委員会(久元喜造会長、神戸市長)は19日、神戸開港150年記念式典を開き、更なる発展に向けて決意を新たにした。 久元会長は「神戸は港を中心に発展してきた。空襲、震災による被害を乗り越え、150周年を祝うことができるのは、神戸港に関わる全ての方々の尽力の成果。開港以来、海外の様々な文化を受け入れてきた神戸港らしく、これからも創造的な変化を取り入れ、世界に輝き続ける港にしていきたい」とあいさつ。 式典に出席された秋篠宮さまは「神戸港は、開港以来、我が国の国際貿易の中心として活躍するとともに、ゴルフをはじめサッカーなどの海外文化を広め、国民生活を豊かにする役割も果たした。また、世界有数のコンテナターミナルを所有しており、現在の物流にとっても非常に重要な拠点。今後も、経済発展と国際交流の場として、より大きな役目を果たすことを願っている」とお祝いの言葉を述べられた。 神戸港発展への貢献をたたえ、日本港運協会の久保昌三会長ら44人を港湾功労者として表彰。また、神戸港150周年イメージキャラクターを務める女優の戸田恵梨香さん、姉妹都市のシアトル市出身の実業家ビル・ゲイツ氏から祝福のビデオレターが届けられた。 21日には神戸開港150年音楽祭実行委員会(久保昌三実行委員長)による神戸開港150年音楽祭を開催。「歌え! 踊れ! 光り輝く未来へ」と題し、歌手の鳥羽一郎氏、俳優の松平健氏らが、神戸港の存在感を市民にアピールした。(蓮尾輝) 【写真=多くの関係者とともに祝福】