物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

丸やグループ、一貫サービスを拡大 地域密着型で社会貢献

物流企業

2017/05/15 0:00

 【福島】丸やグループ(佐藤興司会長、福島県二本松市)は4月29日、経営計画発表大会を開き、運送、倉庫などのグループ4社の営業戦略や業務改善、設備投資などの基本方針を示した。倉庫部門では、検査、梱包、保管、入出庫管理から輸送までの一貫サービスを拡大していくことを確認した。(富田久男)  佐藤会長は「良い行動は、良い結果を生み出す。一人より二人の力、そして皆の力が大きな原動力となり、会社も従業員自身を発展できる」と、社員の結束とグループ各社の連携強化を求めた。  計画発表では、トラック部門を担う丸や運送(二本松市)の佐藤仁社長が活動方針と改善課題を提示。新規取引の開拓や輸送量増大への対応、適正取引の推進、運行管理体制の強化などに向けた具体的な取り組みを説明した。  特に、ドライバーの労働環境改善に向け、作業改善及び勤怠管理システムの導入、IT(情報技術)点呼の導入準備などを積極的に進める方針を示した。  倉庫部門を担うマルコ物流(同)の遠藤吉次社長は、流通加工などの付帯サービスの拡大への取り組み強化を報告。生産工程以降の検査、梱包、保管、入出庫管理から輸送までの一貫サービスを拡大し、収益アップと効率化を図る考えを強調した。  最後に、グループのスローガン「喜びの共有化」や、テーマ「魅力ある企業づくり」を全員で再確認し、地域密着型の物流サービスで社会に貢献していく決意を示した。  また、今大会に併せて、新入社員の歓迎式や入学、結婚などを共に祝い、結束強化を図った。 【写真=スローガンを唱和して社員の意思統一を図る】





本紙ピックアップ

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

オススメ記事

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap