双葉グループ/安全大会、優秀営業所など表彰 6地区で1000人参加
物流企業
2017/05/15 0:00
双葉運輸グループ(為広尚武代表)は7日、グループ企業合同による安全大会を広島市西区で開き、事故防止を誓い合った。5月中に同様の内容で、広島地区が2回、山口、東広島、岡山、山陰、仙台の各地区で1回実施し、計1千人が参加する毎年恒例の行事となっている。 2016年12月に双葉運輸(飯尾登社長、広島市西区)の会長に就任した為広代表は、「引き続き、グループの発展に努力している。その中でも、輸送の安全が最も強い願い。どうしたら事故を無くせるか、真剣に考えなくてはならない」と語った。 飯尾社長は直近の車両事故状況を説明し、「安全・健康を第一に、顧客から選ばれる企業になろう」と呼び掛けた。 研修では、元全日本空輸客室乗務員でキャリア教育講師の吉永由紀子氏が講演し、「安全にはコミュニケーションが不可欠で、仕事中に『あれ?』と疑問に感じた小さな気付きを社内で言える雰囲気と、認め合える環境が大事」とアドバイス。更に、「焦りやいら立ちがヒューマンエラーを生むが、相手を思いやる一言でリスクは軽減できる」と述べた。 引き続き、20年と30年の永年勤続者と、3~25年の無事故・無違反者を表彰。また、安全優秀営業所として、4営業所を表彰した。 双葉運輸広島支店の落合一幸支店長は「グループ全体で毎日1千台のトラックが全国を走り、多くの人に見られている。それを意識すれば、無事故に近付ける」と訓示。後に、ドライバー代表が「輸送の安全が全てに優先する」などの行動指針を盛り込んだ安全宣言を行った。(矢野孝明) 【写真=「顧客から選ばれる企業になろう」と飯尾社長】