CRE、埼玉・新座に施設竣工 所沢IC2キロで貨物駅も至近
産業
2017/05/15 0:00
シーアールイー(CRE)は9日、物流施設「ロジスクエア新座」(埼玉県新座市)が4月28日に竣工した、と発表した。敷地面積1万5370平方メートル、4階建てで(倉庫部分は3層)、延ベ面積2万5880平方メートル。KADOKAWAグループの物流会社(ビルディング・ブックセンター)が1日から活用している。 関越自動車道・所沢インターチェンジから2キロに位置する上、国道の254号(川越街道)と463号(浦和所沢バイパス)へのアクセスも容易。更には、新座貨物ターミナル駅が3キロの至近距離に位置しており、鉄道貨物輸送によるモーダルシフトにも適しているという。 倉庫はワンフロアが8250平方メートルの3層(一部中二階フロアを設置)。床荷重が1平方メートル当たり1.5トン、各階の有効高さは6メートル以上、照度は300ルクスをそれぞれ確保し、多様な庫内・入出庫オペレーションに対応する汎用(はんよう)性の高い設計にした。 また、専用ゲートを入り口と出口に1カ所ずつ設けることにより、車両の渋滞や接触事故の防止に配慮。併せて、将来的なオペレーションの変更を見据え、垂直搬送機やドックレベラーの増設、庫内空調設備の設置に備えた配管ルート並びに室外機置き場とキュービクル増設スペースの確保、事務所の増床を想定した法的対応などの仕様も施している。 このほか、防火区画壁に倉庫業法で定められた強度を有する耐火断熱パネルを採用。マイナス10度までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁としても使用可能なことから、冷凍冷蔵設備を導入する際のイニシャルコストの圧縮にも寄与する。(沢田顕嗣) 【写真=多様な庫内・入出庫オペレーションに対応】