物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

熊ト協&南九共済、パトカー型看板設置 地元警察に協力

団体

2017/05/15 0:00

 【熊本】熊本県トラック協会(住永豊武会長)と南九州交通共済協同組合(本岡孝康理事長)は2日、熊本東警察署が九州自動車道・熊本インターチェンジ(IC)流入口付近の国道57号(東バイパス、益城町)と県道六嘉秋津新町(嘉島町)の2カ所にパトカー型看板を設置するのに協力した。  熊本東署管内は2007年以降、10年連続して県下23警察署の中で人身交通事故の発生件数が最多で、16年の発生件数は1080件と県下全体の18%を占めた。路線別では東バイパスが管内全体の19%と最も多く、昼夜に関係なく発生している。  こうした中、交通事故の多発が懸念される大型連休期間中、前方不注意や安全不確認、速度違反など交通事故防止を呼び掛けるパトカー型の看板を設けた。  同日、熊本IC流入口で除幕式が行われ、熊本東署の田中哲浩署長をはじめ、熊ト協の上田裕子副会長、南九共済の本岡理事長ら運輸団体の代表が出席。看板には「前をよく見て運転に集中」と大きく記載。夜間は赤色灯が点灯する。  除幕式で、田中氏が「東バイパスの熊本IC付近は、県内外から多くのドライバーが利用する地点だ。パトカー型看板を設置する効果は大きいと考えている」とあいさつ。  本岡氏は「今回の警戒看板の設置は交通事故を防止する効果的な施策であり、組合の執務指針の一つ『社会への奉仕』を具現化するもの」と述べた。上田氏は、トラック車両の交通量が多い2地点の設置に期待を寄せた。(武原顕) 【写真=除幕式に出席した警察、運輸団体の代表者ら(熊本IC流入口)】





本紙ピックアップ

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

オススメ記事

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap