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プロロジス、茨城・古河の新施設完成 7月に3棟目も着工

産業

2017/05/11 0:00

 プロロジス(山田御酒社長、東京都千代田区)が茨城県古河市の北利根工業団地内で開発を進めていた「プロロジスパーク古河2」が完成、日立物流ファインネクスト(小林直久社長、東京都江東区)の首都圏ケミカルセンターとして運営される。  国道4号バイパスから至近に位置し、今春には茨城県内全線供用開始となったばかりの首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・五霞インターチェンジ(IC)と境古河ICから6キロに位置。関東全域のみならず、東北や関西方面への広域配送をカバーできる。  敷地面積は2万3800平方メートル、延べ床面積2万2千平方メートルの2階建て施設。1階両面にトラックバースと15メートルの大型庇(ひさし)を設け、荷さばきの効率性や雨天時の作業環境に配慮。1、2階とも有効高6.5メートルを確保したほか、1階の床荷重を2.5トン(1平方メートル当たり)とするなど、汎用(はんよう)性の高い設計となっている。  プロロジスは、同団地内で3棟の施設建設を進めており、1棟目となる「パーク古河1」は医薬品卸のスズケングループ専用施設として、2016年11月に竣工。3棟目となる「パーク古河3」も7月に着工するが、既に国内大手物流企業との賃貸契約を締結済みという。  4月27日には関係者らによる竣工式が開かれ、山田社長は「当施設は日本で84番目となり、日立物流グループ向けでは6棟目となる。近く、屋上には1メガワットの太陽光発電を計画しており、サスティナブルな施設を目指す」とあいさつ。  日立物流ファインネクストの小林社長は「化学品プラットフォームを扱う企業として、社運を賭ける事業となる」と意気込みを語った。  また、プロロジスは、同団地内に10万5千平方メートルの土地を取得していたが、このうち一部を日立物流ファインネクストが買い取り、危険物倉庫8棟を建設。延べ床面積は計9300平方メートルで日本最大級となる。(谷本博) 【写真=日立物流ファインネクストの首都圏ケミカルセンターとして運営される】





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