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岡田商運、ラップトラ2台導入 岡山の知名度アップ図る

物流企業

2017/04/27 0:00

 【岡山】岡田商運(岡田好美社長、岡山市中区)は、岡山城や岡山後楽園などをボディーに描いたラッピングトラックを2台導入し、13日に山陽自動車道・吉備サービスエリア(SA)で出発式を開いた。地元企業として岡山県の知名度向上を図り、観光振興に貢献するのが狙い。ラッピングトラック2台は、食料品や化成品などを積み、茨城県から熊本県まで運行する。(江藤和博)  岡山県は降水量1ミリ未満の日が都道府県別で最も多い『晴れの国』として知られる。地元と西日本旅客鉄道では1日から「おかやまハレいろキャンペーン」を展開しており、ラッピング車両はこれにタイミングを合わせてのお披露目となった。  2台とも総重量25トンで、最大積載量は13.5トン。岡田商運が県と市から写真データの提供を受け、費用を全額負担して9日に完成させた。ラッピングを担当したアイテックコーポレーション(同区)の板野弘嗣社長によると、「インクジェットプリントだが、写真を車両のサイズに合わせて編集するのが難しかった」という。  ボディーの左側面に岡山城天守閣や岡山後楽園のライトアップ風景を、右側面に昼間の風景を描いた。また、1台の後部ドアに名産のモモやブドウを、もう1台には川面に映える岡山城天守閣をデザイン。インパクトのある仕上がりになっている。  岡田商運は2014年3月にも、車両後部に岡山城と後楽園を描いたラッピングトラックを2台導入しており、今回の新車と合わせて計4台となった。  県や市の関係者らが出席した出発式で、岡田社長は「関東に出張した時、岡山県がどこにあるのか分からないという声をよく耳にする。このラッピングトラックをきっかけに、多くの人に足を運んでもらいたい。岡山県には倉敷美観地区だけでなく、岡山城や後楽園など素晴らしい観光資源があることを全国に発信していきたい」と語った。  本紙の取材に対し、ラッピングトラックに乗務する庄司典行さんは「安全運行を心掛けたい」、斉藤克美さんは「身が引き締まる思い」と、それぞれ語った。参列者の拍手を浴びながら2台のうち1台は関東に、もう1台は北九州に向けて出発した。 【写真=ボディーの左側面にライトアップ風景を描く】





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