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吉秀トラフィック、デザイントラ運行開始 京都・八幡の名所PR

物流企業

2017/04/27 0:00

 【京都】吉秀トラフィック(吉川秀憲社長、京都府八幡市)は14日、八幡市の観光振興を支援するため、デザイントラックの運行を開始した。2016年5月の本社新築移転をきっかけに、一企業市民として役に立ちたい――と、同市に呼び掛けてきたことから実現したもので、今後1年間、関西や東海方面の輸送で使用する。(落合涼二)  プリントは、関連会社でオートボディープリント事業を手掛けるラッキーリバー(吉川愛社長、同)が行った。  大型トラックのボディー両側面には、16年2月に国宝指定された石清水八幡宮をはじめ、17年3月にオープンした地域間交流、観光周遊の拠点「さくらであい館」、江戸時代初期の文化人、松花堂昭乗ゆかりの「松花堂庭園」を大きくデザイン。また、木津川にかけられた全長356.5メートルの木橋と府内一番の桜の名所「背せ割わり堤てい」もあしらった。リアパネル部分にも石清水八幡宮を採用した。  14日に八幡市役所で開かれた感謝状贈呈式で、堀口文昭市長は「プリント作業を11日に見学してきたが、完成版を見て驚いた。動く広告は印象に残りやすいと聞いており、大いに期待している」と述べた。  運転は社内評価S級の女性ドライバー、満倉幸子さんが担当。「八幡市という大きな看板を預かった。通常のトラックに比べ任された重みが違うので、今まで以上に気を引き締めてハンドルを握りたい」とコメントした。  吉川氏は「八幡の地で商いを行っている以上、何か貢献できないかと思い、提案してきた。引っ越しから1年を迎えようとしているが、ボディープリント事業も少しずつ依頼が増えてきた。行政機関とのパイプを更に太くし、八幡市に限らず、地域観光のPRを手伝っていきたい」と話した。 【写真=記念撮影に臨む吉川社長(右から3人目)と堀口市長(その左)ら】





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