丹羽商/安全大会、100年企業へ新たな一歩 50周年 安全むけDR導入
物流企業
2017/04/27 0:00
【愛知】丹羽商(丹羽享社長、愛知県豊田市)は16日、中部トラック総合研修センター(みよし市)で安全大会を開催した。創業50周年を機に制服を刷新して以降、初めての全体事業。100年企業に向け、全従業員で新たな一歩を踏み出した。(梅本誠治) 開会宣言に続き、丹羽社長は「2016年11月、皆の努力と取引先の厚意により、50周年を迎えた。100年企業を目指していくには、顧客のニーズに応える安心・安全な仕事を持続することが重要。今後も全従業員に頑張りと支えをお願いしたい」とあいさつした 16年10月期はトラック、フォークリフト共に事故件数が減少。一方、被害金額はトラックで増加し、リフトでは減少幅が少なかった。これを受け、17年10月期は注意喚起するとともに、自動車部品を輸送する車両に、右側面後方を映すドライブレコーダー(DR)を導入。リフト作業時の安全確保とヒヤリ・ハット事例の抽出に活用し、会社全体の事故防止に役立てていく方針を示した。 無事故表彰では、10年継続を筆頭に5年、3年合わせて23人が受賞。加えて、皆勤賞25人と愛知県トラック協会(小幡鋹伸会長)主催のトラック・セーフティーラリーの期間中に無事故・無違反を達成した51人をたたえた。 また、プロデキューブの高柳勝二社長が「プロドライバーの確認技術」をテーマに講演。現場での確認の大切さとトラブルの確実な予防手法を指導した。最後は「安全確認良し」の指さし呼称を全員で唱和。事故防止に向け、団結を図った。 丹羽悟専務は「例えば、社内で指さし呼称が『格好いいこと』で浸透すれば、確実に事故は減る。そういった取り組みや実績は、社内報や業界専門紙を通して荷主や同業者にもアピールできる。足りないところを全従業員でしっかり補いながら、100年続く企業に向けて一歩ずつ踏み出していこう」と締めくくった。 【写真=指さし呼称を全員で唱和】