東武運輸/安全CS大会、事故防止貢献者6人表彰 タイヤ長持ち作戦など
物流企業
2017/04/27 0:00
東武運輸(青木秀夫社長、埼玉県宮代町)を中核とする東武運輸グループ6社は15日、安全・CS大会を開き、グループ各社のQC(品質管理)活動発表などが行われた。スタートから10年目を迎えた今回も、大会スローガンを「5SとQCで一歩先行く東武運輸グループ」として、全従業員への意識浸透を図った。 青木社長は「東武運輸を分社化して15年が経ち、グループ間の連携を強めるために開始した当大会も10年の節目を迎えた。安全イコールCS(顧客満足度)という意識を改めて植え付け、『チーム東武運輸』として、仲間のために事故防止を続ける必要がある」と訴えた。 更に、「昨日、グループ各社の決算(2017年3月期)報告を行ったが、6社全社で黒字化を達成した。17年度から4カ年の中期経営計画がスタートしたが、着実に船を前に進めていきたい」と協力を呼び掛けた。 SOMPOリスケアマネジメント自動車コンサルティング事業部の坂居栄司・シニアコンサルタントが、交通事故防止をテーマに講演。施行から10年を迎える運輸安全マネジメントの概要などを説明し、運行管理者の責務として「事故を起こすドライバーには予兆がある。傾聴することを主体にコミュニケーションを取ることが重要」と指摘。 グループ各社のQC活動発表では、「営業マンのスキルアップ」「スッキリ書類の整理」「タイヤ長持ち作戦」などのテーマで行われ、SOMPOリスケアマネジメントリスクエンジニアリング事業部の祓川明久・主任コンサルタントが講評した。 また、業績向上や事故防止などに貢献した6人を優良社員として表彰。後に、総評として東武運輸の尾崎洋市専務が優良社員受賞者について、「こうした人たちがいるからグループ各社の安全・安心につながっている。今後はCSと共にES(従業員満足度)向上も図っていく必要がある」と強調した。(谷本博) 【写真=記念撮影に臨む青木社長と優良社員表彰受賞者】