物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

神山運輸、今期売上高5.9%増見込む ドライバー確保に充当

物流企業

2017/04/24 0:00

 神山運輸(神山吏社長、愛媛県松前町)は荷主ニーズに対応し、増車を計画している。主力の食品配送が好調に推移し、ここ数年の売り上げが伸長。17年1~3月期の売上高は前年同期より7%以上増加、2017年12月期の売上高は70億円(前期比5.9%増)を見込んでおり、増収分をドライバーの確保と定着の資金に充てる。  12年12月期に売上高50億円の大台を突破して以降も右肩上がりを維持し、16年12月期は66億1千万円を計上した。燃料価格の高騰や人件費アップなどのコスト上昇により、利益は前年並みにとどまったものの、冷凍食品の小口配送が好調に推移し、売り上げ全体を押し上げている。  また、労働力不足やコンプライアンス(法令順守)への対応に配慮し、数年前から荷主側がリードタイムを延長する傾向にある。  こうした背景から、労働環境の改善を推進中。ドライバーの賞与支給や昇給を図るとともに、労働時間の短縮や休日を増やし、労働力の定着を図っている。  荷主ニーズに対応し、今夏までに大型5台のほか、トラック20台近くを増車する予定。人材採用にも力を入れている。  神山社長は「時短や休日取得に大手が動いており、我々も労働環境を改善しやすい状況にある。ドライバーの所得を下げずに労働時間を減らすには、売り上げを増やすことが不可欠だ」と話している。(矢野孝明) 【写真=今夏までに大型5台、トラック20台近くを増車】





本紙ピックアップ

日通と神奈川臨鉄、40㌳コンテナを鉄道輸送

 日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)と神奈川臨海鉄道(飯田聡社長、川崎市川崎区)は16日、日産自動車の栃木工場(栃木県上三川町)向け自動車部品輸送の一部をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトの取り組みとして…

飲酒運転行政処分強化、トラ業界が根絶へ総力

 トラックなど事業用自動車での飲酒運転による事故の発生件数が下げ止まっていることを受け、国土交通省は、車両使用停止の量定を初違反で最大300日車に引き上げるなど行政処分基準を1日から強化した。再違反ではこれに600日車が…

ANA/成田空港、第8貨物上屋がオープン

 全日本空輸(ANA、井上慎一社長、東京都港区)は2日、成田空港(千葉県成田市)に整備していた第8貨物上屋「ANA Cargo Base+(カーゴベースプラス)」のオープン式典を開催した。空港内6カ所に分散していた貨物施…

秋ト協/トラ日、サッカー冠マッチ開催

 秋田県トラック協会(近藤哲泰会長)は9月29日、サッカーの2024明治安田生命J2リーグ公式戦でブラウブリッツ秋田の冠マッチを開催し、トラック輸送の重要性をアピールした。トラックの日のイベントとして実施。スタジアムの敷…

オススメ記事

日通と神奈川臨鉄、40㌳コンテナを鉄道輸送

 日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)と神奈川臨海鉄道(飯田聡社長、川崎市川崎区)は16日、日産自動車の栃木工場(栃木県上三川町)向け自動車部品輸送の一部をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトの取り組みとして…

飲酒運転行政処分強化、トラ業界が根絶へ総力

 トラックなど事業用自動車での飲酒運転による事故の発生件数が下げ止まっていることを受け、国土交通省は、車両使用停止の量定を初違反で最大300日車に引き上げるなど行政処分基準を1日から強化した。再違反ではこれに600日車が…

ANA/成田空港、第8貨物上屋がオープン

 全日本空輸(ANA、井上慎一社長、東京都港区)は2日、成田空港(千葉県成田市)に整備していた第8貨物上屋「ANA Cargo Base+(カーゴベースプラス)」のオープン式典を開催した。空港内6カ所に分散していた貨物施…

秋ト協/トラ日、サッカー冠マッチ開催

 秋田県トラック協会(近藤哲泰会長)は9月29日、サッカーの2024明治安田生命J2リーグ公式戦でブラウブリッツ秋田の冠マッチを開催し、トラック輸送の重要性をアピールした。トラックの日のイベントとして実施。スタジアムの敷…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap