遠州トラック/防犯ホットライン、輸配送中に警察へ連絡 地域の安全へ協力
物流企業
2017/04/24 0:00
遠州トラックは袋井警察署と連携し、ドライバーが走行中に事故や不審人物、盗難などの犯罪を目撃した際に警察に情報提供する「防犯ホットライン」をスタートした。 17日、業務管理部の松下雅彦部長、本社事業部の二橋智部長、社員社内互助組織「友の会」のメンバーらが袋井署を訪問。社員を代表して同会の川合裕之会長が「地域の安全宣言書」を読み上げ、同署管内の袋井市、森町区域の安全・安心な地域づくりに協力することを誓った。 防犯ホットラインは、輸配送中のドライバーが事故や犯罪、不審者を目撃した場合、警察に速やかに連絡する仕組み。ドライバーは帰着後、「いつ」「どこで」「何を」といった情報を点呼者に伝達し、警察に連絡。緊急と判断した場合は、現場から110番通報する。出発前には防犯・事故情報を提供する静岡県警のメール配信サービス「SPメール」を活用し、点呼時に情報を共有する。 また、「防犯ホットライン連絡車」「おもいやり運転連絡車」と記載したステッカーを作製。袋井市内に常駐する車両117台のボディーに貼付する同社では、地域の安全・安心づくりに貢献すると同時に、ドライバーの安全運転意識の向上を図る。 同署の北沢博署長は「警察の限られた人数で警戒に当たるのは限界がある。市内や町内をくまなく運行する貴社のドライバーに協力してもらえるのは、犯罪や交通事故の抑止効果になる」と礼を述べた。(奥出和彦) 【写真=社員社内互助組織「友の会」のメンバーらが袋井署を訪問】