ヤマニ屋物流、茨城・古河に一大拠点 今春から相次ぎ竣工 更なる拡張構想
物流企業
2017/04/17 0:00
【茨城】ヤマニ屋物流サービス(相良利夫社長、茨城県境町)が古河市柳橋地区で建設を進めていた複数の物流センターが、今春から相次いで竣工する。国道4号バイパスをはさんだ拠点では近い将来、更なる敷地拡張を構想。完成すれば、同地区での敷地面積は12万平方メートルを超え、一大物流拠点となる。これに伴い、本社事務所の移転も計画。早ければ今秋にも、関東物流センター(境町)から移す。(谷本博) 1日に稼働したのは、4号バイパスの東側に位置する柳橋第2物流センター。バイパス沿いに拠点を構えるグループ企業、ワイ・ビー・エス整備(同、古河市)の東側に隣接している。平屋建てのセンターで、床面積6600平方メートル、2階建ての事務所は300平方メートル。自動車部品専用センターとして運用する方針で、9月から強化される自動車排出ガス規制に対応するため、6月ごろからの本格稼働を目指す。 一方、4号バイパス西側沿いに建設している柳橋第1共配センターは、6月中の竣工を見込む。隣接する古河共同配送センターと同様、食品の共配センターとして利用。完成後には、関東物流センターで一部保管している食品関連を移管する計画だ。第1共配センターは平屋建てで、床面積が2万平方メートル。隣接する既存の共配センター(2階建て)と合わせ、延べ床面積は2万6千平方メートルとなる。 新旧合わせた共配センターは、一つの拠点としては同社最大規模となることから、かつて古河市内に置いていた本社機能を再度、同センターの敷地内に移転する予定。4号バイパス沿いに、多層階となる本社事務所の建設を計画している。 今回の両センター建設に伴い、同地区全体での敷地面積は8万2500平方メートルに拡大。更に、近い将来には、第1共配センターに隣接する山林センターの開発も計画している。規模は、4万平方メートルで、実現すれば、敷地計12万平方メートル超の一大物流拠点が完成することとなる。 【写真=1日に稼働した柳橋第2物流センター=一部画像処理しています】