武蔵貨物、優良ドライバーを表彰 グループ3社で安全大会
物流企業
2017/04/10 0:00
武蔵貨物自動車(秋山昇社長、埼玉県川越市)は2日、岩手県矢巾町でグループ3社の東北地区安全大会を開き、事故防止対策強化と労働条件改善に努める方針を示した。 高篠勝正グループ代表が「我々は一般の道路を利用して仕事をしており、社会と共生していかなければならない。基本に立ち返るとともに、気を引き締めて業務に当たって欲しい」とあいさつ。 安全対策として、タコグラフや車両位置情報による管理体制を強化する。ドライブレコーダーの確実なセッティングや、高速道路での連続運転時間と休憩時間、高速度順守の徹底も図る。また、長時間労働や運賃の是正に着手し、労働条件改善へ注力する。 優良ドライバー表彰式では、15年間無事故を達成した平石光也氏(北上支店)ら6人と、10年継続の8人が、沢田修監査役から表彰状を受け取った。岩手県トラック協会(高橋嘉信会長)の佐々木隆之常務が「当協会でも、ドライバーの安全意識高揚に向けた制度を検討しているところだ。貴社の取り組みを参考にしながら、いかに交通事故を減らすかを考えていきたい」と述べた。 東運送事業協同組合(角田正一理事長)の小柳康次業務部長は、ETC(自動料金収受システム)コーポレートカードの適正使用と、高速道路の安全運転について解説した。(今松大) 【写真=14人が表彰状を受け取る】