城北運送、プリント事業好調 地元テレビ局から2台分
物流企業
2017/03/27 0:00
【愛媛】城北運送(久米正信社長、松山市)が新事業として始めたトラックのデザインプリント事業が、好調なスタートを切った。地元テレビ局が行う一大イベントの宣伝媒体として、トラック2台のプリントを受注。17日に報道向けの発表会があり、プリントしたトラックをお披露目した。(矢野孝明) あいテレビ(左納和宜社長、同)が開局25周年に合わせ、体験型イベント「チームラボアイランド学ぶ!未来の遊園地in愛媛」を18日~5月7日、松山市の国際交流施設で開催。東京大学大学院の学生を中心に創出され、全国を巡回しながら展開しているアートプログラムで、これに同局がタイアップして実施するもの。 この行事のPR媒体として、デザイントラックが採用された。大型車と中型車の各1台のボディー3面に、同イベントの過去の写真を組み合わせて大胆にプリント。描写力と発色の良さが特長で、夢中になって遊ぶ子供たちの姿が鮮明に表現されている。 プリントしたのは城北運送の既存トラックで、プリント費用をあいテレビが支払う契約。トラックは開催前日の17日に会場で展示された後、翌日からイベント終了までの期間中、県内を中心に通常業務で公道を走らせ、市民にアピールする。 久米社長は「華やかで夢のある大きな企画とのタイアップで、本格的な初受注として申し分ない。県内では今秋、国民体育大会と全国障がい者スポーツ大会が開催されることもあり、PRで活用してもらえるクライアントを探したい」と手応えを感じている。 【写真=ボディー全面に夢中になって遊ぶ子供たちの姿を表現】