大川運輸、2年目運転者むけ講習 危険予知能力を向上
物流企業
2017/03/27 0:00
大川運輸(大川光夫社長、茨城県鹿嶋市)は18日、運転適性テストやドライブレコーダー(DR)動画を使った講習、グループ討議などを組み合わせた安全講習「事故削減プログラム」を開催した。交通事故を起こす可能性が高まると言われる入社2年目のドライバーが対象で、安全意識と危険予知能力の向上を図った。 大川博行副社長が「自分だけは大丈夫――という慢心を捨て、全ドライバーが初心に帰り、協力して輸送の安全確保に全力を尽くそう」とあいさつ。 続いて、同社の品質、環境、安全に関する基本方針を全員で唱和。運輸安全マネジメントのコンセプト研修を実施するとともに、同社独自作成の安全・品質についてのDVD「豊かな未来を運ぶ」を視聴した。また、運転適性テストと安全運転学科試験も行った。 安全運転講習では、日本交通事故鑑識研究所の長森紀紘・交通安全アドバイザーが「トラック事故は防げる~防衛運転が最良の決め手」と題し、DRが捉えた事故の動画を使って事故原因を解説。 更に、グループ討議も行い、DR映像を見ながらどんな危険が潜んでいるかを推測。グループごとに意見をまとめて発表した。(吉田英行) 【写真=日本交通事故鑑識研究所の長森交通安全アドバイザーが講演】