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大晃運送、新センター本稼働 ニーズ合わせ拠点拡大

物流企業

2017/03/23 0:00

 【京都】大晃運送(三木昇社長、京都府亀岡市)は13日から、本社敷地内に建設した物流センターを本稼働させた。既存施設が手狭になったため新設したもので、3月下旬には隣接地に駐車スペースも完成する見通し。更に、早ければ2018年中に滋賀県に出張所を設置し、3年以内には奈良県にも営業所を構える考え。荷主ニーズに合わせて拠点を拡大し、パートナーシップをより強固にするとともに、物流機能を高めていく。  2月に本社を移転し、物流センター開設の準備に取り組んできた。敷地面積は3460平方メートル、物流センターは平屋建てで、A棟が床面積980平方メートル、B棟1030平方メートル。両施設とも温度管理が可能で、お茶の原料などの保管に充てる。  併設する事務所は2階建てで、延べ床面積が132平方メートル。1階部分は事務所として活用し、2階部分には会議室、シャワールーム及び更衣室を設けた。駐車スペースは大型車、4トン車合わせて20台が止められる。今後、旧本社(亀岡市)は車両センターとして、主に車両整備を手掛ける。  18年中に荷主が滋賀県で工場を新設する計画を持っており、それに合わせて出張所を開設し、製品の一時保管場として運用する。また、奈良県にも事務所を置き、顧客管理の強化と合わせ、輸配送の効率化を図る。  三木社長は「取り巻く経営環境は厳しいものの、前を向き、経営していく。運送にとどまらず、アセットを使った物流サービスを提案し、荷主の要望を取り込んでいく。また、車両数も現在の40台から60台まで増やしたい」と話している。(落合涼二) 【写真=本社敷地内には温度管理可能な物流センターが2棟並ぶ】





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