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秋田運輸、初の全社リフト大会開く 安全意識平準化へ団結

物流企業

2017/03/23 0:00

 秋田運輸(加藤誠社長、愛知県一宮市)は20日、全国25拠点から代表選手を集め、フォークリフト運転競技大会を開催した。16年9月に竣工した自社の研修センター(東郷町)で、初めて行う全社的な大会。自動車部品、食料品、路線便や一般雑貨と、それぞれ違う荷物を扱う営業所が一堂に会し、技術の習得と商品事故撲滅に加え、安全意識の平準化に向けて団結を図った。  今後の会社の方向性について、加藤社長は「9月に、より幅広い事業展開に向けて社名変更を予定し、その後には株式上場も計画している。上場は非常に厳しいとの声も多いが、チャレンジしなければ成功を勝ち取れない」と訓示。  その上で、「社長に就任して7年の間、様々な困難を乗り越えてきた。どんな大きな会社でも小さなミスから潰れる時代にあって、事故など起こしている場合ではない。今日は困難に立ち向かって乗り越えることのできる仲間を探しにきた。出場選手は、不可能を可能にできる会社の代表者として、全社に安全への思いとチャレンジ精神を伝えて欲しい」と激励した。  競技は、時間内に指定コースを回って技量を確かめる実技と、トラックの荷台から荷物の積み下ろしを想定した作業の合算点数を減点方式で採点。全ての動作前には指さし呼称をし、基本ルールの徹底もポイントに加えた結果、多治見営業所の山口健一選手が優勝し、星屋磨里選手(東郷営業所)、木之下勝喜選手(鳥栖営業所)が続いた。  教育安全品質部の川勝清治常務は「研修センター稼働後、管理者や新人、事故じゃっ起者の研修を行ってきたが、まだ十分に活用されていない。これから定期的にリフト大会やドラコンを開催することを含め、試行錯誤を重ねながら事故ゼロに向けての活用を強化していきたい」と語った。  競技の最後には、役員によるエキシビションを実施。久しぶりのリフト操作に戸惑う姿が見られ、会場は笑いに包まれた。(梅本誠治) 【写真=各営業所の代表選手が日頃の成果披露し、基本ルールの徹底を再確認】





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