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首都高/横浜北線開通、港や空港へアクセスが向上 渋滞解消で定時性確保

産業

2017/03/23 0:00

 首都高速道路の横浜北線が18日午後4時に開通した。羽田空港や横浜港から新横浜など横浜市北部への所要時間が10分短縮され、物流効率化や渋滞解消の効果が期待される。  開通したのは、首都高の横羽線と大黒線が接続する生麦ジャンクション(JCT、横浜市鶴見区)から第三京浜と合流する横浜港北JCT(港北区)までの延長8.2キロ。途中、岸谷生麦、新横浜の2カ所に出入り口を設置。2019年度には両出入り口の間に馬場出入り口の開設を予定している。  また、横浜北線の開通により、大黒線から横羽線のルートしかなかった生麦JCTで、横羽線から大黒線、両線から横浜北線へと全方面に進入できるようになり、第三京浜方面から本牧ふ頭への経路選択が1ルートから3ルートに拡大。所要時間が25分から15分に短縮されるほか、渋滞解消による定時性の確保など物流効率化が見込まれる。  横浜市北部と横浜港が直結することで、新横浜から横浜港の所要時間が25分から15分に短縮。羽田空港も40分から30分に改善されるなど横羽線、湾岸線から第三京浜へのアクセスが向上する。  更に、20年度の供用開始を目指している横浜港北JCTから東名高速道路・横浜青葉インターチェンジ(IC)までの横浜環状北西線が開通すれば横浜港、羽田空港から東名まで直結され、物流へのメリットは更に増幅される見込みだ。  18日に行われた開通式典では、首都高速道路(千代田区)の宮田年耕社長が「現在建設中の環状北西線が開通すれば、更に利便性が向上する。20年の東京五輪開催までに進めたい」とあいさつ。その後、海上コンテナ車両などが通り初めを行った。(田中信也) 【写真=開通式典後、海上コンテナ車両などが通り初め】





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