愛知ト協、西三支部が最高達成率 TSR 中部運局長表彰贈る
団体
2017/03/20 0:00
【愛知】愛知県トラック協会(小幡鋹伸会長)は7日、2016年7月1日から6カ月間の無事故・無違反を目指す、トラック・セーフティ・ラリー(TSR)の表彰式を実施した。前回より1.7ポイント高い79.1%で3年連続の高達成率を記録した西三支部(加藤正人支部長)に、中部運輸局長表彰が贈られた。 中部運局と愛知県警の後援で、5人1組で期間中の無事故・無違反を目指す協会の重点事業。交通死亡事故の多い県内で、会員事業者による事故防止を喚起するツールとして活用されている。 16年は過去高の会員1176社(前年比33社増)、1万743チーム(317チーム増)が登録。達成基準を満たしたチームは7900チーム(440チーム増)で、全9支部を合わせた全体の達成率は前回を1.9ポイント上回る73.5%となった。 表彰では、達成率80%以上を5年間維持し、支部の推薦を受けた会員18社を含む27社が、県警と愛知ト協の連名表彰を受賞。 中部運局の堀内哲郎自動車交通部長は「日頃から事故防止に取り組む会員の姿勢に、敬意を表したい」と達成会員を祝福。その上で、「日本経済と国民の生活を支えるトラック運送だが、立場が弱いため長時間労働と低賃金の問題に苦慮されていることだろう。安全に支障を来す問題として、行政でも荷主との連携による適正運賃収受を後押ししているので、今後も協会と一体となって改善を進めて欲しい」と語った。(梅本誠治) 【写真=堀内自動車交通部長(右)が西三支部の加藤支部長に授与】