物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

中部トラック総合研修センター、物流経営士85人を認定 大学校講座 最優秀賞に梅田氏

団体

2017/03/20 0:00

 愛知県トラック協会(小幡鋹伸会長)の中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)は11日、物流大学校講座の第24期修了式を開いた。今期は中部圏を中心に全国から過去高の受講生が参加。新たに85人が物流経営士に認定された。  小幡会長が「今回の85人を合わせ1328人の物流経営士が誕生した。仕事をしながらの受講は大変な半面、自分のために学ぶことに大きな価値があったことだろう。物流経営士の地位向上には、学んだことを各社に持ち帰って生かしていくことが重要。今後も修了生同士の交流を深め、力を存分に発揮し、将来の物流業界を支えてもらいたい」と激励した。  優秀賞の全日本トラック協会長賞は、梅田伸彦氏(モトミ食品輸送)が獲得。成績上位10人が優秀賞に選ばれ、2~6位に中部運輸局長賞、7~11位には愛知ト協会長賞が贈られた。  中部運輸局の北原政宏交通政策部長は「21日間、121講座に及ぶ講義を受けるにあたり、様々な苦労があったと思う。持続的な生産性向上と社会生活を支える安定的な物流に向け、一年を通して築いた仲間のネットワークと知識を生かした活躍を期待している」と祝辞。  全ト協の細野高弘専務は「これからは、学んだことを一つでも経営に生かし、10年、20年先の問題にも、いち早く対応できる、業界の中核の立ち位置をつかんで欲しい」と期待を寄せた。  受講生一同による恒例の修了記念品として、研修センターの進展に願いを込め、桜の苗木5本を贈った。(梅本誠治) 【写真=「エイエイオー」で活躍を誓う24期修了生】





本紙ピックアップ

政府備蓄米放出、倉庫業者に前例ない苦境

 倉庫業者が前例のない苦境に立たされている。3月から始まった政府備蓄米の放出は4月までに31万㌧の入札が行われ、7月ごろまで毎月継続する方針が示された。しかし、コメの価格は高止まり状態が続いている。単純計算で1カ月当たり…

トラ新法案条文、5年ごと許可更新

 全日本トラック協会の坂本克己会長が構想し、議員立法を目指してきた、トラック運送事業の許可更新制の導入や適正原価の義務化などを規定する「トラック事業適正化関連法」の法案の条文内容が分かった。 貨物自動車運送事業法改正案の…

四ト連・全ト協・日貨協連/本四高速通行料金、引き下げへ決起大会

 四国トラック協会連合会(楠木寿嗣会長)、全日本トラック協会(坂本克己会長)、日本貨物運送協同組合連合会(御手洗安会長)は17日、高松市で本州四国連絡高速道路通行料金引き下げ決起大会を開いた。本四高速の割高な通行料金の是…

取適法成立、公取委の執行体制強化

 今国会で成立した、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正による「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払い遅延等の防止に関する法(中小受託取引適正化法)」――。発荷主と元請事業者の運送委託取引を対象に追加し、…

オススメ記事

政府備蓄米放出、倉庫業者に前例ない苦境

 倉庫業者が前例のない苦境に立たされている。3月から始まった政府備蓄米の放出は4月までに31万㌧の入札が行われ、7月ごろまで毎月継続する方針が示された。しかし、コメの価格は高止まり状態が続いている。単純計算で1カ月当たり…

トラ新法案条文、5年ごと許可更新

 全日本トラック協会の坂本克己会長が構想し、議員立法を目指してきた、トラック運送事業の許可更新制の導入や適正原価の義務化などを規定する「トラック事業適正化関連法」の法案の条文内容が分かった。 貨物自動車運送事業法改正案の…

四ト連・全ト協・日貨協連/本四高速通行料金、引き下げへ決起大会

 四国トラック協会連合会(楠木寿嗣会長)、全日本トラック協会(坂本克己会長)、日本貨物運送協同組合連合会(御手洗安会長)は17日、高松市で本州四国連絡高速道路通行料金引き下げ決起大会を開いた。本四高速の割高な通行料金の是…

取適法成立、公取委の執行体制強化

 今国会で成立した、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正による「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払い遅延等の防止に関する法(中小受託取引適正化法)」――。発荷主と元請事業者の運送委託取引を対象に追加し、…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap