京ト協、海自舞鶴総監部と協定 災害時に輸送力提供
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2017/03/16 0:00
【京都】京都府トラック協会(金井清治会長)は6日、海上自衛隊舞鶴地方総監部と災害等の非常時における輸送能力の確保に関する協定を結んだ。今後、輸送訓練などを通じて、スムーズに動ける体制づくりに務める。 協定は、舞鶴地方総監部が警備する、秋田県から山口県にかけての日本海側で災害などの非常事態が発生、またはその恐れがある場合、当該地域に向けた輸送が必要になった時、京ト協に車両提供を要請できるもの。 京ト協では、丹後支部(村尾憲三支部長)を中心に、陸上輸送の業務を担当していく。 調印式には、金井会長と舞鶴地方総監部の竹内修防衛部長が出席。竹内氏は「舞鶴は南海トラフ地震をはじめ、太平洋側で非常事態が起きた際、阪神地区への物資供給拠点になる。我々の輸送力だけでは足りないことが想定されるため、トラック協会と協定を結び、万全な体制を整えておきたい」と説明。 金井氏は「災害発生時に設置される災害対策本部の下、適切な輸送力を提供していきたい」と応えた。(落合涼二) 【写真=調印後、がっちり握手する金井会長(左)と竹内防衛部長】