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ヨコウン、営業所&倉庫が完成 来月業務開始 3温度帯に対応

物流企業

2017/03/06 0:00

 【秋田】ヨコウン(塩田充弘社長、秋田県横手市)の秋田営業所と新倉庫が完成した。冷凍、冷蔵、常温の3温度帯に対応する保管センター(DC)と配送センター(TC)の機能を兼ね備えた物流センターで、高度・多様化する食品物流に対応する配送拠点として、4月1日から業務を開始する。2月25日には現地で竣工式を行い、秋田市内のホテルで祝賀会を開いた。(黒田秀男)  秋田南インターチェンジに近い秋田市御所野湯本地区に秋田営業所を新設。従来、秋田北営業所が担ってきた食品物流サービスを移したもので、借家物件の秋田北営業所は廃止する。敷地面積が1万3千平方メートルと広く、今回は第一期工事として冷凍冷蔵倉庫(物流センター)を建設。高速交通網に近いアクセスの良さを生かし、倉庫は通過型と保管型の長所を併せ持った複合型センターとして、食品を中心とする県内小売業向けの共同配送を展開。輸送では秋田と仙台・関東圏を結ぶ幹線輸送の中継拠点に位置付ける。  倉庫は鉄骨造り平屋建てで、床面積は1920平方メートル。冷凍庫が550平方メートル、冷蔵庫(チルド)440平方メートル、常温庫380平方メートル、テナント室3区画を含む事務棟を330平方メートルとした。  庫内は保管スペースを最大限に活用するため、電動式ラックを導入。約千パレットが収容できる。荷さばきの効率化に向けては、車格(4トン、10トン車)に合わせたドックシェルター8基を設置。このほか、全ての照明にLED(発光ダイオード)を取り入れた。  食品物流では、3温度帯に対応し、共同配送による物流サービスを提供。集荷から入庫、保管、ピッキング、在庫管理、出庫、配送まで一元管理した情報システムを駆使し、徹底した温度管理などで、24時間365日のサービスを提供する。  なお、同御所野地区には1995年に工業製品の物流がメインとなる秋田南営業所を開設し、国内物流のほか国際物流サービスも展開している。 【写真=TC・DC兼用の新倉庫が完成】





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