室ト協、管内で重大事故続く 防止研修 車間距離を取れ
団体
2017/03/06 0:00
【北海道】室蘭地区トラック協会(成田俊彦会長代行)と同伊達支部(川南龍彦支部長)は2月25日、ドライバーを対象に「トラック運転者」交通事故防止研修会を共催した。 交通事故犠牲者に黙とうを捧げた後、川南支部長は「1月11日、国道276号で2人が死傷したトレーラ同士の衝突事故は当協会員によるものだった。これ以上絶対に事故を発生させないという強い気持ちを持ち、安全運転に取り組んでもらいたい。本日の研修を今後の業務に反映させ、事故防止につなげて欲しい」とあいさつ。 室蘭運輸支局の佐藤秀典支局長が「昨秋ごろから胆振管内で管内の事業者による重大事故が続いている。先日のトレーラの事故に関して、報道内容が事実であれば、大変危険で軽率な行為と言える。人間は誰でもミスをするものなので、『自分は大丈夫』という考えをなくし、謙虚な気持ちで、これからも安心・安全で高品質な輸送サービスを提供していただきたい」と述べた。 伊達警察署の目時務交通課長は、道内の事故状況を説明し「伊達署管内の交通事故は4割が追突。車間距離を取り、凍結路面に注意を」と呼び掛けた。 北海道トラック協会業務部の松本行則参事が「トラックの交通事故防止について」をテーマに講話、北海道トラック交通共済協同組合安全推進企画部安全推進企画課の千田均氏が「事故が起きてから後悔しても遅い」と題し、ドライブレコーダーの映像を交えながら事故防止のポイントについて解説した。(岡杏奈) 【写真=「強い気持ちを持ち、取り組んでもらいたい」と川南・伊達支部長】